〜long as grass grows,water runs

naritabrian.com


ブラッド・ダイヤモンド

Posted on 22/02/2010 22:06 by なわでいず


とっぱじめっからこっ恥ずかしい告白をしておく。

レオナルド・ディカプリオが大好きだ。

あれほどカッコいい人種はいないと本気で思う。

…まあ、「太陽と月に背いて」あたりが最強だったかなぁと
思わないではないけれど、いやなに今でも
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」あたり
カワイイ高校生を演じていた!と、やっぱり本気で…

若干の無理は承知していないといえばウソだが…

大晦日にはどういうわけか「タイタニック」を観る
慣習が根付いた我が家。
息子が世間を知るころ、この恥ずかしい習慣をどう感じ、
意見するのか、想像するのも恐ろしい。

ときどきBGM代わりにレオの古い作品を流す。

家事の合間に、お耽美にもほどがあるレオを眺めて
束の間うっとり非現実にいってしまうのが大好き。

しかし映画館へ足を運んだ作品は、昨年の
「レボリューショナリー・ロード」が、なんと
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」以来。

「ギャング・オブ・ニューヨーク」や
「アビエイター」はDVDを買ったけれど、まだ
多いわけでもない作品鑑賞に追いついていない。

だからだから、

ようやーく

観た観た観た観たー!!

 

なの。

「ブラッド・ダイヤモンド」

サスペンス系でちょっとコワイという思い込みだけで
銃を持つ人が立ってるシーンでも動悸が走る超チキンな
わたしにとって最適と思われる、休日の朝食時にDVDを
再生した。

最適という理由は、

・やかましい5歳の息子との食事でビビってる余裕はない
・一日でもっともがっつり食べる食事中に集中して観ない

ちなみに、大好きな「24 twenty-four」だったら

全身全霊で観たいから、ぜったいこんな時間帯に再生しない。

つまり?

うぅ~ん…

(前置き長いクセこそまず直せ。)

偏見に満ち満ちた映画評。

期待以上の良作だったと思うなぁ。

怖かったけど、悪くない。

レオが「脱皮」したといわれてずいぶん経ったけれど
拭いきれない何かを、またひとつ脱いだんじゃないかと
感じる。

ああ、だけど、ごめんね、

相変わらずレオをカッコいいと思うわたしの視線が
レオを貶めているのかもしれないと気づいているけれど
思うなというほうが無謀だって話だ。

レオかっけーっす!!!

なに言ってんだ…

内容に関しても、すごく興味深かった。

わたしったら地理に疎いだけじゃなくて、
社会情勢にも疎いどころか無知すぎることが
あらためて露呈されることとなってもしまった。

ダイヤモンド採掘とその利権に関わって、多くの

罪なき人々のかけがえない血が流れた。
それがほんの11年前には当たり前の光景だったこと、
現在もなお、それらが払拭しきれてはいない現実。

ティファニーなんか行ったあとに楽天市場を覗くと
アホみたいな値段でダイヤモンドの破片が投げ売りされている。

いつかプラチナで1粒0.5ctくらいのネックレスなんかは…
なんてダイヤモンドへの念願が、きれいさっぱり消え失せた。

ジルコニアプラチナコーティングでけっこうです・・・・・

地球上でもっとも美しいとされる鉱石をめぐる
卑しい骨肉の争いに、フェアトレードはどこまで
立ち向かえるだろうか。

それを支えるのは間違いなく我々消費者であろう。

※楽天市場で「フェアトレード ダイヤモンド」で
検索したら、該当がなかった…

貧しい我が家はフェアトレードコーヒーに協賛中。


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