息子語録〜競馬好き幼児の夢|6歳9ヶ月
同級生のママの中には「まだ添い寝しないと…」という人も多くて、言いづらい。
我が息子は、促せばフツーにひとりでお布団に入っていく。いつからかはっきりわからないけれど、よちよち歩き以来、添い寝をした記憶が、あまりない。添い寝から起き上がって仕事をするのが苦痛だった記憶だけがぼんやりと残っている。
もっとも、リビングに隣接した寝室を開け放っているからでもあるかもしれない。すぐそこでわたしが片づけものをしたり、ダレダレとネットしたりしているから。と責任逃れしてみる。
あるとき、「おかあさんと何かをして遊ぶ夢を見ることが多い」と聞いて以来、「また明日ね」を「また夢で会おうね!」と替えて声をかけあってお別れしている。
最近、息子はどういう夢を見るのか気になって訊いてみた。
息子は馬に乗ったとか、クルマの運転をしたとか、ホグワーツ魔法魔術学校でハリー・ポッターに会ったとか、ユニバーサルスタジオジャパンに行ったとか、楽しい夢ばかり見た話をする。悪夢じゃなくてよかった。
「こういう夢を見たいなと思ってお布団に入ると、だいたい叶う」と話したことに興味を抱いた。
それでは、どんな夢を見たいと思うのか訊いてみた。それはもう言うまでもなく、わたしの口癖「夢で見るから(現実は悲惨でも)いい」にも相似していた。母がぐったりでたいてい出かけないふだんの週末に、自身が書物を読むなどして見聞きして興味をもっていることや、経験したから具体的なイメージのある場所で、楽しく遊んでいる夢を見たいのだと言う。
ご、ごめん・・・・・
先日、ノーザンホースパークの売店で、阪神競馬場でもそうしたように、「おかあさーん、レーヴディソールのグッズがないよー!」と大きな声で言った。阪神で戦前から「G1っていう大きなレースを勝ったらつくられるんだよ。だから来年にはできると思うよ」と話したわたしが悪い。続けざまに「もう2011年なのにレーヴディソールがないよーう!」と必死に探す。息子はレーヴディソールグッズのために、お年玉を貯めている。親としてちょっぴり不安だ。
実は阪神では同じだからとゴマかして他の勝負服ストラップを買い与えようとしたところ、息子に裏のロゴを発見されてしまった。「おかあさん、これ、ブエナビスタのだよ!レーヴディソールじゃないんだよ!!」
ちなみに息子は、「ドラえもんか」と笑われるくらい声がデカイ。競馬場では「教育熱心だねえ」と失笑されたことが何度かある。生後3ヶ月半にして、ファインモーションの勝った札幌記念で競馬場デビュー。そして6歳にしてレーヴディソールの応援にと阪神JF遠征。エリート高等教育を施してきたつもりではある。
4月に自身の小学校入学を控え、同じ季節に生涯に一度しか出られない桜花賞へ臨むレーヴディソールの動向をシンクロさせて、ひょっとしたらわたしより気になるのかもしれない。
そんな息子が、水曜日の21時すぎ、いつものようにまだ残る家事を済ませようとエプロンをつけたままのわたしを向いて、今夜上映予定の夢のあらすじを話してくれた。
「ぼくとおかあさんが馬にのってレースをするんだ。ママ、レーヴディソールとビワタケヒデ、どっちにする?」
吹いた。
先日会ってきたディープインパクトとかゴーステディとかは選択肢にないのか。それほどレーヴディソールとビワタケヒデが大好きか。まぁそうだわね。同感ですww
幼児の戯れ事だが、なんだか真剣に考えて、「おかあさんビワタケヒデに乗りたい」と返答した。
「じゃあぼくはレーヴディソールね!タケヒデのこともぴょーんと抜かしちゃうんだからね!」と、威勢よく布団に入り、10分ももたずに旅立っていった。
タケヒデなめんな。現役時代を知らないアンタなんか乗ーせない。ロンシャン芝2400mで会おう。福島芝1800mでも可ww
わずかな静寂。息子の寝顔を見て、ふっと笑ってしまった。レーヴディソールは、あり得ないほどかわいい。デビュー戦のウイナを観られたことは、いまとなってはより貴重な思い出だ。このブログの検索キーワード上位には「レーヴディソール かわいい」があって笑ってしまった。検索されたたくさんの方々の気持ちはわかる。あの顔であの脚。ルックスと強さに必ずしも比例しないファンすら多く惹き付けるタイプだろう。
ビワタケヒデは、きっかけは言うまでもなく、全兄ナリタブライアンの存在あって意識した馬。
パシフィカスの仔どもたちはビワハヤヒデ、ナリタブライアン、ビワタケヒデ、ビワビーナス、ビワタイテイ、ビワパシフィカスと見てきたが、ナリタブライアンと酷似しているのはタケヒデ。
ナリタブライアンはブライアンズタイムと並ぶと驚くほど似ていて、ビワタケヒデとブライアンズタイムはそうでもない。だけど、ビワタケヒデを見るとギクッとするほどナリタブライアンに酷似している。
ナリタブライアンの繊細さを抽出したような顔立ちと、優美な体躯は、ひょっとしたらどこか親しみやすい雰囲気をもつナリタブライアンよりも高貴かもしれないグッドルッキングホースだと思っている。
どちらが美しいサラブレッドだと思うかと訊かれたら。。
おってお布団に入ったわたしも、楽しい妄想をして眠りについたが、夢を見られたのは息子だけだった。
発言にも笑ったが、実際に夢を見られたことと、見た内容ときたら。
訊いたところ「1勝1敗1同点(引き分けの間違い)だったんだ。最初はぼくとレーヴディソールが勝って、次のレースはビワタケヒデとママが勝ったの。だからもう一回レースしたら、同点だったの(だから同着っていうんだよそれは)」
そっかぁ、3回も走らせたんだね…。
ところで、どんな競馬場だったの?観客は正装しているような、こう、優雅な…?
「帯広!」
ドテッ。
サラにソリ曳かせたのか!
よりにもよってピンとこない2頭に!
乳児時代から競馬場に連行したわたしはバカだが、すでに札幌・門別・帯広・函館・阪神と5場踏襲して、母が26歳まで観られなかったG1レースを6歳にしてライブ観戦した息子の斬新すぎる発想には、ちょっとついていけない…そしてちょっとおもしろそうで羨ましい。