2010年を振り返る 0
2日間も落ち込んで過ごしてしまったツケで、元旦の朝5時を迎えて、ようやくざっくりとお正月らしい食事の下準備が完了した。パン材料の計量とか、いますべきことでもないような家事までしてしまって。やる気のあるときがするときなんだい。それからこれをはんぱに打ったきりの放置プレイで、実際には1月2日の夜を迎えている。
大晦日に足りない食材を買いに出てはいても、ニトリとか挙げ句コインランドリーとか行ったのははじめてだったかもなぁ。ついでとばかりにラグなどの大物も洗ってきた。次は羽毛布団を洗いに行ってみたい。息子は「待ってる時間がヒマだけど、洗濯機みてたら楽しいね!」と言う。お風呂だって「前に(子守り係さんに連れられて)いったお風呂はおっきくて楽しくてぽかぽかだったよ!」と。スーパー銭湯からクラシカルな銭湯まで近所にはいくつかある。いい機会だからまとめて制覇してこようなどと目論んでみたり。
息子は明るいとみんなに言われる。平素は腰も口も重たいわたしにとっては平日はウザいが、その存在は命名のまま。息子が楽しいと言うと、「不便」を「ちょっと楽しい非日常」に変えられる。物事なんでも捉え方次第だ。
そんなこんなで暗くなってから帰宅するとなおさらドタバタで、2010年をガーッと振り返って過ごしていた。年が明けてからは完璧なヒキコモリ。ホームベーカリーでおもちをついて、お雑煮をつくって、お刺身を切っておせちと呼べるのか疑わしいおせち料理を盛りつけて、以来は洗い物以外まず台所に立たない。ずっとぼけーっとしながら息子とともに、元旦には贈られたDVD「ヒックとドラゴン」に泣いて、先月買っておいた「インセプション」に混乱しながらひとり丑三つ時を迎え、とうとう念願の「24シーズン4」を観すすめ、朝日に照らされながら眠るというステキなお正月を過ごしている。
以前は10大ニュースなんて記したものだけど、「シゴトしてゴハン食べて寝る」以外は、だいたいニュースになるような生活だとまるわかりで恥ずかしいことにようやく気づいた。「思い出の出来事」くらいに改編しよう。したところでやっぱり恥ずかしい気はする。