北海道神宮祭

歴史の浅い北海道において155年(たぶん)も続くお祭り。6月14、15、16日と固定で催すのでド平日の年も普通にあるのだけれど、今年は土日月曜と良い日程で中島公園の方を訪れた。不安もなく数日前から浴衣を出していた。ほんの数年ほど前までは6月中旬の夜は寒かったのだ。最低気温が4℃という年もあった。平年並みでも10度程度で浴衣を着た女の子たちは鳥肌だったものだ。極端に寒さに弱いわたしなど着ることじたいを諦めるほどだった。それが「今年は浴衣が着られるほどあったかくてよかった」が続き、今年も裸足に下駄で歩いていると汗ばむほどだったのだから身をもって温暖化を知る。
コロナ変異株NB.1.8.1が東京にも上陸して不安はないわけではないけれども、全盛期のように「小さな子たちを優先させて自分は控えよう」とまでは至らず。
普段はとにかく混雑が苦手で週末は街中に出たくないのに、年に一度の北海道神宮祭だけは楽しく人をかき分けて人に流される。
イカの超不漁で焼きイカが1,500円。他はこれまでとほぼ変わらず、目新しいものも特になく、けれども何百回見ても楽しい。
すぐそばのパークホテルはQUEENが泊まった由緒あるホテルで、再来年の建て替えが決まった。次はヒルトンとして開業するとのこと。
池のふちを歩いて、大きく伸びる木々を見上げて。ここをフレディ・マーキュリーも歩いたのかな、この木なら43年前もあったかなあ。
数年前まで一番気に入ってよく着ていた白地のものが気恥ずかしく思えて、年齢的にはこれならいいだろうかと黒ベースのしじら織にからし色の帯をつけていった。無難だとは思うけれどおばあちゃんみがあったかもしれない。似合うか年齢相応かどうかも意識しないわけにはいかないけれども「着たいから着る」で残りの人生を満喫したい意欲も首をもたげてきたので今夏は白い浴衣を着る日もつくろう。
桜、チューリップ、水仙と続く開花に厳しい冬を乗り越えた喜びを感じ、続くライラック、バラの開花に初夏の雰囲気をおぼえ、そしてこの北海道神宮祭に夏の訪れを感じる。6月が大好き。北海道民、この夏を楽しみたいね。

国指定重要文化財・豊平館。明治天皇が視察に訪れた1881年に宿泊されたホテル。明治政府機関が建てた唯一のホテルだったという。日本の伝統的技術を駆使して建造された明治初期の代表的な木造洋風建築。1958年に大通からこちら中島公園内に移築されている。

作成者: なわでいず

北海道の人です