南井克巳騎手がムチを置いて14年 0
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3月 01, 2013 by
なわでいず
1999年2月27日阪神、翌28日中京競馬場で最後の騎乗を行ったJRA騎手・南井克巳。
わたしは彼が大好きだった。初めて観たのは彼とナリタブライアンが三冠を制した菊花賞。小さなおじさんの感無量の表情に、当時学生だった時分で胸を打たれた。
それから競馬にのめり込み、社会に出て、ナリタブライアンは故障で無念のリタイヤ、そして種牡馬としての活躍を大いに期待されながらも、産駒のデビューを見ることなく天へ昇った1998年。その少しあとに、南井騎手が引退を表明。「わたしの競馬」は終わるんだ。絶望した。
行けそうにはなかったので、周囲の「行かないの?」の声もつらくて。まあ、金曜の夜に航空会社に電話したらちょうど空きが出て、それ押さえて翌朝関空へ飛んじゃった、と。