12年 1
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9月 30, 2010 by
なわでいず
9月27日、新冠からの帰路。
降り始めた雨のなか、反則金の支払用紙を荷物に増やし呆然と走る道すがら、札幌に入るころの空は重たい雲をかき分け、美しい夕陽で一面を照らした。急降下の気持ちは、ふたたびナリタブライアンが授けたのであろう空の美しさに浮上した。
ほぼ競馬で埋めつくされたwebサイトを開設してから、場所を変えてもずっと、ナリタブライアンの命日にお参りしたときのことを記してきた。
はじめは深く考えることなく、あれから1年が過ぎたんだなぁと思い、1999年9月27日のお参り記のタイトルを「一年」にした。それを繰り返すこと、11度。
お約束どおりに寝坊して、急ぐ日高路。朝見た日高地方(浦河町)のお天気は雨だったけれど、雨具の準備は考えなかった。
ゆっくり走るサラブレッド銀座の放牧地には、離乳した当歳たちがぐんとたくましくなった姿を見せている。かわいいなぁ。うすくかすれた雲のかかる空は、新冠町に入るころにはモクモクの雲に変化していた。サラブレッドたちを美しく光り輝かせ、日焼け止めを忘れたわたしの両手を焦がすような日射し。
今年も、晴れたね。