映画「レ・ミゼラブル」Les Miserables 0
とてもまとまりつかない長編駄文が勢い良く文字数を増やしつづけて恐ろしいサイズになったので極力かいつまんで書き直し…
映画「レ・ミゼラブル」を観てきた。感想は「翌週にもう一度観に行った」でお察しください。できればまだ観たい。
親友と観た「ダンサー・イン・ザ・ダーク」で座席から立ち上がれなくなるまでの歴史的号泣に次ぐといえる全力号泣。神経と涙腺の休まる間がなく、見終えるとどっと疲労を背負い、腫れたまぶたが重たい。精神的にずしりときて、家路についてからもずいぶんいろいろと考え込んだ。ここ数年来、あれこれ考えることなくライトに楽しめる作品(ラブ・アクチュアリーみたいの好き)を欲しているのだけど、もう一度観たい気持ちは日を追ってむしろ強まった。
Les Miserablesは直訳すると『無惨な人々』、日本語版は「噫無情(あ〃無情)」なのだ、Miseryなのである。それにしてもいきなりむごい。始まるなりスクリーンいっぱいに不条理な無惨さが突き刺してくる。鎖のつながる首輪、手かせに足枷、波をかぶり海中で汚れた身体にぼろ布をまとい重労働に身をやつす受刑者たち。ただでさえ騒音問題で落ちて落ちてようやく少しずつ取り戻してきている最中。動悸が前頭葉あたりでもはじまり、手足がひんやりと冷たい汗を流す。息子は音量の大きさと迫力で引いている。ああ…無情だ…
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