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新年のご挨拶と抱負を

Posted on 03/01/2011 02:46 by なわでいず

うだうだ2010年を振り返ってしまった。まずは新年のご挨拶をすべきところでした。

あらためまして、あけましておめでとうございます。

2011年に、これをご覧のあなたは、どんな目標や予定、未来予想図を描いていらっしゃるのでしょう。よりよい、実り多き一年になりますよう。まずはお元気で。トシとると健康の大切さを思い知るなんて言われても、三十路になるまで考えもしなかった。いまは若年層こそ健康志向が強かったりして、とてもいいことだと思う。

そんで、できればわたしにも幸多かれ。贅沢いわない。不幸少なかれで。

年初からこんなことを記したくはないけれど、2011年は、そうとうな忍耐の必要な一年間になると見込んでいる。来年のお正月に健康体で「去年はたいへんだったねぇ」と苦笑できればミッションはトップレベルで遂行だ。そうあることを切に願う。

 

全般的には、我が家にとってどんな一年になるのか、まだまだ見当もつかない。

子どもをひとりで持ってもっとも不安なのは、我が家にとってどんな重大な決断も、わたしがひとりで担っていること。本当に正しいのかの裏付けがない事象ともなると、急を要するときなど特に、冷静な選択ができているかわからなくなる。こればっかりは自分に自信など持てないし、息子を巻き込むともなると、座右の銘「悩んだ末に出た答えなら15点だとしても正しい」を当てはめられない。いつも怖い。

ランドセルも早期受注は終わっちゃったし、机も皆目見当がつかない状態。ランドセルを背負って向かう小学校じたいが決まらない。4月のMr.Childrenのツアーのファンクラブ優先は抽選漏れ。テレビの買い換えに車検…その前に、数日 後にはウン十万かけて排水管の大工事祭…って、出費ベースで思い浮かぶことばかりなのが情けない。家電やクルマ、そして我々ヒト本体が壊れずにいてくれる ことを祈るばかり。

 

息子の進学が最大のキモ。

息子の小学校は、決めないということで一時凍結中。最寄りで対応していただけるメドは立ったのだけど、学童保育に問題がある。次に近い小学校は学区が異なるため、2月に別の手続が必要になる。それで現在は両睨みの態勢。どちらがよりよいか、まだ決断できずにいる。候補の学校の現校長や教諭陣がよい方々でも、彼らは年単位で異動がある。いま特別支援学級のない学校でも、来年できるかもしれない。息子は特別支援学級に行くべきではないと複数から診断結果を得たが、それでは普通学級において、6年間理解とサポートを求められる、そして保護者たちの入ってくる小学校はどこなのか、そんなものわかるわけがない。すべてが流動的だから、何を頼りに決断すべきかすらわからない。周囲の微妙なボーダーラインにいる子どもたちの親御さん同様に、わたしもひどく迷っている。文科省管轄下ともなると、札幌市の子ども未来局は動きが鈍る。その件は就学相談、その件は教育推進委員会、それは児童相談所、そのへんは医師だったり保健所だったり、しかも同じ相談に対してそれぞれ異なる返答があったりして、ますます混乱することもある。結果、OBたちの現況をうかがう時間がもっとも充実していることも多い。たくさんの友人からの救いの手に甘えさせてもらって、かろうじて綱渡りでまだ落ちずにいられる。

また、療育機関への積極的な参加も求められる。初診とふたり目で何も言われなかったからと油断していた。3人目で「ぜひ参加したほうがいい」と言われたのが、昨夏。発達障害はセカンドオピニオンが必須かもしれない。疑うのではない。見解の相違で病名が若干異なる可能性があるからだ。事実、我が子は「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」「高機能自閉症」と診断されている。全員から一致した診断が下されたら「ほぼ確実にそうなんだな」と思えるし、異なれば「少なくとも日本の医師たちの見解に相違があることはわかった」と言えるから無駄にはならないはずだ。

発達障害にはそれらを示す身体的特徴があるという。例えば、授業でノートをうまく取れない子は、眼球を動かす筋肉が、黒板とノートの往復に追いつかないとか、筋力が年齢相応に追いついておらず、力を0か100かでしか出せないために、行動が乱暴に見られたり。その検査がまた途方に暮れるくらい順番待ちで、まずはそれ、必要に応じてセラピー、療育となっていく。当然、わたしもペアレント・トレーニングの充実が求められる。いまが息子の将来を決定しかねない、息子の人生を左右するのだ。今年の行動には責任を感じている。とある小学校の校長先生のおっしゃった「なにより『学校楽しい!毎日行きたい!』と言ってもらえる環境を整えることが大事」が、常に念頭にあり、最優先課題だと考えている。けれども先のとおりで、そんなふうにおっしゃってくださる校長先生が、息子の卒業までいてくださる保証などどこにもない。療育は一年待った人もいるけれど、もちろんこれも申し込むつもり。土曜日を充てるか、平日に休みを入れて土曜は働くか。個人的な趣味に費やす時間は削減だろうし、会社勤めとの両立は不可能と判断する可能性も覚悟している。

 

「一生懸命です」って顔をするのがイヤだった。精一杯です、頑張ってますって思われるのは本意でない。飄々と「やっちゃった〜」ぐらいに見られていたいと常に思ってきたけれど、これも返上かもしれない。気が小さくて、周囲の評価が気になって仕方ない性分だけど、誰にどう見られようがかまっちゃいられないんだ、現実には。

 

かといって、目を吊り上げてキーキー暮らしていては、元も子もない。息子によい影響をもたらさない。そしてわたしも楽しくない。眉間のシワやホウレイ線が深くなるのもよろしくない。「北風と太陽」でいえば、わたしは頑に北風タイプだった。今年こそ太陽を目指そうと、どうにもできないことであれば、笑ってしまおうと思う。そのへんは無駄にポジティブな息子の発言がずいぶんとわたしを助けてくれるだろう。

そんで結局は、軽率にみられるかも。。

 

判を押したように同じ言葉でも、わたしとて息子がいてこそ人生が充実しているのは間違いない。「現在」だけを愉しんでいたキリギリスは、息子に「未来」を見つけて、アリに転身しようと努めている。わたしが小さなころに木登りしたような大きな樹木や、ザリガニを釣ったり泳いだりした河川を、息子や周囲のお友だちに、そして息子たちの子孫たちにも残したい。負の遺産を継がせてはならない。環境にやさしくないものはなるべく選ばない生活を本気で心がけるようになったんだと思う。エコだロハスだフェアトレードだ地産地消でフード・マイレージだと口にはしないけれど。

 

かくして2011年も、大好きな映画「CHICAGO」のナンバーを脳裏に響かせて、息子とぼちぼち必死に生きて行く。今年も繰り返すのは「I MOVE ON」「All that jazz」そして「nowadays」。

 

どんなピンチでも「瀕死の白鳥」は踊らない。わたしたちは人生というマラソンから離脱しないで歩きつづける。走らないけど。こんな人生大正解。Nowadays – そんな日々。ってね。

 

つらい思い、重たいプレッシャー、誰もがいつも何かに追われているだろう。わたしなんか未来のためだと思えば、気が楽になるだけよほど幸いなのかもしれない。

 

ことに今年は更新しないかもしれません。あるいはグチばかりぐだぐだ書き連ねて発散するかもしれません。なんだかんだ書いてもただのダメダメなオバチャンです。それでも引き続きお付き合いいただけるようでしたら、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

じゃっ、「24 Twenty-four SEASON4」第11話に戻りますわ!

ノンアルコールスパークリングなんぞ取扱


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