〜long as grass grows,water runs

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黒豆を食べるだけで痩せるわけでは…

Posted on 05/04/2010 22:16 by なわでいず

そろそろ黒豆の仕入れどきだなと思っていた矢先、「黒豆ダイエット」なる新しい痩身法がスマッシュヒットとなり、ワタシ涙目。

http://news.livedoor.com/article/detail/4692399/

禁忌な荒技で一気に体重を落とし、行き着いたのはレコーディングダイエットおよび吉田式9品目ダイエットだった。以来ずいぶんユルくはなったものの、基本海藻と豆類は確保しているワタシが毎日食べている黒豆がなくなってしまった!

9品目ダイエットは、毎日、できれば毎食9品目を摂るという食事法で、品目のひとつには「豆類」がある。大好きだったお豆腐もときに食傷気味に陥り、炒った黒豆を玄米と炊いた黒豆ごはんも、お米をあまり食べなくなったワタシにとって、黒豆煮豆は生き残った「ちっとも飽きないマメ」として、恰好の摂取手段となっている。

この3年近く、ほぼ毎日、黒豆をてんさい糖とトレハロースでやや甘さ控えめに煮た煮豆として食べている。毎朝、無脂肪ヨーグルトに乗せて、(最近やめてるけど)きなこと黒すりごまをトッピングして。

業務用食料品店ではじわじわ値上がりしてきていたので、農村地域に出かけたら産直品を鮮烈な安さで買ってきた。年末にかけては、よく行っているディスカウントスーパーでいわゆる企画外、ハネ品が500g298円という破格値で販売していたので、行くたびに少しずつ買いため、最終的に15袋くらいまでいったと思う。

それが残り1袋となり、常食するものはストックのストックのストックまでないと落ち着かない病気のワタシは、このごろ焦っていた。お店の在庫もなくなっていて、やむなくふっくらまあるい上品500gを、それでもまだずいぶん安い値段でひとつだけ買ってきて、キャビネットをあさったら300g袋がひとつ出てきて、ああ、でも1ヶ月はもたないなぁと、お買物に行くたびに値段だけは欠かさずチェックしてきたところだったのに…
テレビを見ない習慣がいけないのか…

だからってわけじゃないけど、70gほども食べてはいないけど、痩せないて(;´д`)

パリパリ、サクサク、ゴリゴリなど、クリスピーな歯ごたえのある食べ物への欲求が強まって炒り大豆なんかもおやつに食べたりしたけれど、それも長くは続かない。だってポテチのほうがずっとおいしいもん。ロイズのポテトチップチョコレートなんて一箱さらっと空けちゃうもん。

 

【おなかパンパンになれる炒り黒豆。】

量は摂れるけど、これだけで満腹になっちゃうんじゃあ、グレープフルーツやりんご、キャベツといった単品ダイエット系と同じとこにカテゴライズされるだけの悪寒。

しかもこの炒った黒豆菓子、ブラックホール胃をもつ大食漢のわたしですら、70gを食べるとおなかがパンパン。おいしくて手は進むのだけど、空けてしまうと虚しいくらいマメだけで満腹感。野菜が摂れない。

そいで、70gとはいかないまでも毎日黒豆を食べて、夏期だけは自転車乗りとなり、冬季と太ももサイズが2cm近く変化するワタシは、3年前から3kgも太りました。全力で太ってます。

取扱説明書は最後まで目を通そうってなもんで、黒豆ダイエットの詳細ときたら、最初は黒豆と豆腐だけで過ごしたりという暴挙だし、その後も0時には寝る・夕飯は軽めに・週3回はウインドウショッピングするって、それ、黒豆じゃなくても痩せるだろうに。てか、早寝と軽めの夕飯はダイエットの基本中の基本ではなかろうか。

週3回もウインドウショッピングできるほど早く仕事を終えられないわい。

夕飯なんて週に一度食べるかどうかだわい。
いつだって24時になる前に意識がないわい。

恥ずかしながら、楽天市場のデイリーランキングニュース(メールマガジン)の異様な光景で、黒豆がダイエットに効果的だとテレビで放送されていたことを知った。

細々と豆類を売っていたショップが、日商1200万となったそうだ。楽天市場ショップの中でもこれは確実に五指に入るトップクラスの売上。失礼でごめんなさいながら、ふだんあまり注文が入らないであろうショップだと、在庫設定をしていないことも多いだろうから、さぞパニックに陥っているであろう。コスメやダイエットサプリを扱うショップや、薬品・サプリ類を販売するショップが、こぞって黒豆を吹っかけてくる。ありえない値段のものもある。北海道の農産物を扱う会社では、もはや電話もまともに取れない状態で、在庫は豆そのまま、パッキングができておらず、納期は10日。
小ロットで卸してくれる仲介会社経由では、本州産の丹波黒豆がバシバシ出ている。こちらは納期が1週間、「あれ、このページ、どっかでも見た」と思われる商品ページであれば、商品紹介のhtmlソースつきで卸仲介を生業にしている会社から、売価の半値ほどで仕入れた商品だと思っていいだろう。
人気ワードだけに、あえて「わけあり」と記載して、実際はパッキングに手を抜いただけ(納期を早くするため)とも疑わざるを得ない○山県産大粒黒豆は、そういうルートだ。

幸いにも農家さんと付き合いの深いルートがあり、そちらから減農薬モノを譲ってもらえる段取りをつけてもらったくらい、大手スーパーの手頃な価格帯の北海道産を中心に黒豆が市場から消えている。もはや瞬殺。

一方、農家は困っている。

黒豆ブームは数年前にもあり、しかしながらあまり長くは続かなかった。だから今季の作付け面積を増やすかどうか、非常に難しいところ。
「それでもいい」と言われて出荷した黒豆は2005年のストックだったりするのも、前回のブームの失敗、負債を2010年にもなって買いたたかれてもかろうじてハケたというだけ。次の収穫時までにブームが続くかどうかなどアテにはできない。黒豆御殿なんて建つことはないだろう。

平素からの「自称・努力」で痩せてこなかった人、最初っから生活がたるんでる人、バナナやスキムミルクに飛びついた人、黒豆でも痩せないと思うんだよね。

痩せないって。

踊りすぎだろ・・・・・・・・・・

ということで出るわけですよ、サプリメントが。
どこで栽培した黒豆が配合されてるのかは知らないけど。


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